こんにちは。
新潟県新発田市の整体すった家のすずきです。
本日もお願い致します。

こういうブログの内容って自分の頭の中で浮かぶことを文章化したり、伝えたいことだったり、あとは患者さんとの関わりの中で自分なりに感じることを内容にしています。今回は患者さんとの関わりの中でのことになります。

症状は両腕～指先にかけての夜間の痛みとしびれになります。私の見立てでは、この方はある程度の年齢にの方でして、自分で背中が丸くなるという思い込みの中で背筋を常にピンとしている方でした。

そうすると背中を過剰にそり過ぎている状態が作られますから、常に胸の筋肉が固くなっている状態になります。常にその状態なので、それが当たり前になっていますから自分ではそれが普通であるという感覚に陥ます。でも筋肉的には悲鳴を上げています。

なので、肩甲骨や腕が非常に硬くなっている。そして、常日頃から指先を使う仕事をしているという点から、手や指先の使い過ぎによって皮膚に遊びがでなくなり、指がテカテカとツッパリ感が出ています。その状態なのでご自身の感覚的には夜寝る時に腕や手をどこに置けばいいかわからない。おさまりが悪い、動かさないと痛く感じるし、しびれのようなものも感じているということになります。

まずこれを本人に伝えます。次に施術後に最初との違いの確認をします。本人も感覚の違いや動かしやすさの違いを感じます。ここまでは順調だなーと思っていたのですが、「実は2月に～の病院に視てもらう予定でやっと予約がとれた」と嬉しそうに話し始めました。ご本人様はそれだけで今まで食欲がなかったが食事をとれるようになったと言っていました。心の部分で不安が強いと様々な障害がでる分かりやすい例だと思います。本人は不安でしょうがないわけですね。

正直に言うとお医者さんに行こうと、当院に来ようとどちらでもいいと思います。その方の選択になりますし、その人の人生なので自分で決めればいいのです。

ただ、知っておいた方がいいと思うのは、病院は何をするところなのかを理解しておかなければならないということです。主に投薬、検査、手術、術後のリハビリなどになるかと思います。そして、今まで痛み止めなどのお薬は処方されているとの事なので、たぶんご本人的には手術をするかしないかの選択になるのかな？というところだと思います。

私的にはもったいないなーとは思う気持ちもありまして。早く楽になりたいという気持ちはわかるのですが、だから手術をする。という選択ってどうなのかな？とは正直思います。

手術は切った張ったの世界なのでやったら、手術前の状態には戻れません。なかったことにはできないです。

早く楽になりたいから一番てっとり早い方法をとるという気持ちよりも、なんでそうなったのか？自分でそうしてきたからそうなった。じゃあ、そうならないようにするにはどうすればいいのか？という考えにはならないのか？

と私的には考えるのですが、どれだけその人のことを考えてあげても、親切に手助けをしても、人は自分の意志で変わろうと努力しない限りは何も学ばないし変わらない。ということなのかもしれません。