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【伝え方って難しい】
こんにちは。
すずきです。
本日もお願い致します。
世の中って便利なものが優先されるなーと感じます。「これだけで!」とか「何々しながら」とか。あとはいい方ですね。「骨貯金!」「筋肉貯金!」などなど。個人的には「そんなわけないでしょ」って冷静に見ていますが、何も知らない人が見れば「なるほどー」と思うんだろうなと感じます。
さてそんな世の中で物事の本質を伝えて、それを理解してもらうことは非常に大変です。当院に来院される患者さんにもなかなか理解してもらうのも難しいのです。そもそも「自分で考える」ということをしないで、相手から「提供される」という視点だとそこを変えなければいけないからです。
例を出すと整体を受ける、体を整えてもらうなど受け身のマインドで来る。これは最初はしょうがないです。でも相当長く通われている人もいるわけです。来るたびに、「今日も腰が痛いです」とか「今日はこことあそことこんな所も痛いです」と毎回言います。
それでは、あそこに行けば良くしてくれるから自分は無理をしてもいいし、私の体はあの人に任せます。的な発想です。お店にたくさん通ってもらっていてお金になるからいいじゃないと思うかもしれませんが、私的にはそうではないです。
私には理念がある。その人が自立して自分の生き方を見直して自分の人生を楽しく過ごしてもらうためのキッカケを作る。それに沿って私が生きたいと感じています。ただ症状だけを良くすることが困っている人の本当の役に立っているとは感じなくなったんですね。
しかしこれがなかなか伝わらない。本当に苦労しています。もちろんタイミングってあります。その人がこれを伝えて「そうか!そうだったのか!」となるタイミングです。いきなり最初からこれを伝えて理解するのは難しいのです。
子供が自転車に乗れるようになるには何回も練習します。転んで転んでその中で「そうか!こうだっ!」と「感覚」で覚えるのです。「感覚」で理解できればどんな症状でも「自分でそうなるようにしていた」ことが分かってきます。