一言に「治る」とはいうものの、人によってその言葉の理解の仕方は違うように思います。

まず、当院の基本的な考え方としてですが、「悪くなるには原因がある」ということと「大きく言うとその人の生活に問題がある」そして生活を細かくみると「食事、呼吸、動作、考え方、環境」の何かに問題があり、それが引き金になって、今の痛みやしびれなどが出てきている。と言う考え方をしています。

そして、「治る」という言葉の理解として

1つは①誰かが治してくれる。という理解。

もう一つは②自分が悪くしているのだから、どうすれば治るのか、何が悪いのかを聞きたいし、実感したい。という理解。

大きくわけるとそんな感じです。

なので、①を求めてくる人の根底には、自分はこれからも変わらないし、自分がどんなに無理をしようと、どのような生活をしていようと関係ない。痛くなれば誰か治せるところに行けばいいだけなのだから。

ちょっと厳しいようですがこんな感じに考えている人もいることは確かです。

一方で、②の人は原因は自分にあるという考え方なので、教えれば実践するし、自分の生活を見直すこともできます。

どちらが良いとか悪いとかそういうことを言いたいわけではありません。

どちらを選択しても良いのです。

ただ、①の人は良くなりにくいです。

それは事実です。

ただそれだけがいいたいのです。

私に出来ることには限界があります。

限界とは、その人の生活を変えれるのは自分だけだからです。

私が代わりに出来ることではないからです。